GT-R Magazine long-term test car

Photo Journey of the debut and the latest R35 初期型と最新型で行く古都の旅

In the Vol.109 of GT-R Magazine, we have tested both 2007 model that our editorial office owns as well as the latest 2013 model and took them for a drive from Tokyo to Kyoto. During the 1200km of trip, we were amazed by how “sophisticated” the ride quality has become, on the 2013 model, and felt that it has less harshness that resembles R32, R33 and R34. The R35 has become more comfortable but we miss the harsh ride that is so distinctive of a GT-R.

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『GT-R Magazine』の109号(2013年2月1日発売)で展開したR35GT-R長距離ツーリング企画。編集部所有の初期型・07年モデルと、最新型・13年モデルの2台で東京と京都を往復。一般道、高速道路、ワインディングを約1200km走行し、R35が5年で遂げた「進化」を検証した。日頃から初期型の07年モデルに接している編集部スタッフとしては、毎年最新モデルに乗る度、その「洗練」された乗り味に感服する。と同時に、初期型ならではの「荒々しい乗り味」も捨て難いと思う。2台を同じ環境で走らせると、13年モデルのほうが乗り心地がマイルドで、トランスミッションの変速もスムーズ。エンジンのピックアップ(特に中速域)も初期型より鋭い。ハードとしては、最新モデルのほうが圧倒的に優れているのは明白だ。しかし、初期型のゴツゴツとした硬いフィーリングには、R32、R33、R34がそうであったように「GT-Rらしさ」が宿っていると感じる。GT-Rに限らず、世界のスーパーカーが新しくなるにつれて「快適」になっていくと同時に「らしさ」が失われて行くと感じるのは本誌だけだろうか?

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写真はモータージャーナリストの西川淳氏。京都のワインディングで07年/13年モデルを比較インプレッション。自らもフェラーリやランボルギーニを所有する生粋のスーパーカー好き。その目線で評すと、「R35の最大の欠点はインテリアのデザイン。赤い内装(オプションのファッショナブルインテリア)もどうかと思う」。性能はスーパーカーに引けを取らないが、「色気」ではまだまだ欧州のスーパーカーには敵わない、ということか?

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ロケ地は京都の「嵐山・高雄パークウェイ」。全長10.7kmのワインディングは路面もフラットで、気持ちよくハンドリングを楽しめる。展望台からは京都洛西の美しい景色や山々に囲まれた保津川など、美しい景色を一望できる。パークウェイ内にある「フラワーパーク」では、春は菜の花、秋にはコスモスが一面に咲き誇る。

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高速道路では13年モデルのほうが乗り心地もソフトで、ロングドライブでの疲労感は少ない。07年モデルは路面からの振動をドライバーに遠慮なく伝えてくるし、シートの出来もイマイチ。アクセルのレスポンスは13年モデルのほうが鋭く、クイックなハンドリングも相まってクルマが一回が小さく感じる。07年モデルは480ps、13年モデルは550psと最高出力は70psの開きがあるが、公道を走行している分にはそれほど大きなパワー差は感じない。

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写真は京都市東山区にある「八坂神社」。境内に「えべっさん」が祀られていることでも有名。北向きに社を構えていることから、北向蛭子社とも呼ばれている。現在の蛭子社は正保3(1646)年に建造されて、国の重要文化財にも指定されている。

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発売から5年半が経過したが、いまだR35の注目度は高い。京都の街でも多くの人が振り返り、熱い視線を送っていた。写真は京都市左京区の南禅寺中門前。ただ、小学生から年配の方まで、R35を見て口から出る言葉は、口を揃えるかのように「スカイライン」。まだまだ日本では「スカイライン神話」は根強いようだ。